名人戦第7局 森内俊之名人 対 羽生善治四冠

河津町で行われた最終局は第6局に続き矢倉になりました。面白かったけれど難解でした。
某放送の解説の方々、何人も出てきたけれど、皆さんはっきりしない口振りで正直良くわかりませんでした。深夜の放送では封じ手辺りでの微差を名人が着実に勝ちきったような事を言っていました。アマチュアなら普通にあそこから二転三転していますよ。
今回の解説者も久保8段や鈴木大介8段のような振飛車党ではわかりかねる事が多かったようで、やはり青野9段や佐藤康光棋聖の方が矢倉に関しては詳しいのですね。千葉涼子さんの鋭い指摘もなかなかのものでした。
結果は森内名人が初防衛、おめでとう御座います。羽生四冠は永世名人になれず、またの機会に持ち越しとなりました。森内名人も三期目なのでこと名人位に於いては佐藤、丸山、両元名人を一歩リードです。羽生対佐藤12番勝負も開催中だし、この調子だとまだまだ羽生世代の優位は続きそうな気がします。竜王戦がどのようになるかがやっぱり鍵になるのでしょうかね。
追記
今谷川先生の解説をみたけれど、58手目の6四銀、59手目の7二歩で流れは先手で、78手目7七桂成でもう紛れが殆ど無くなった、という事みたいです。うーん、久保、千葉コンビと谷川、矢内コンビだと微妙にニュアンスが違うのが興味深い。

余談

  1. 昨日の美空ひばりなんたらで娘。の歌った曲名にふれていないサイトが多かったのはなかなか笑えました。
  2. 忘れちゃいけない今日は松浦亜弥たんの誕生日。19歳。だよね。
  3. クルミ割り人形」の原作者である著名なロマン派の作家E.T.A.Hoffmannの命日だったりもする。