BoA THE LIVE "X'mas"@東京国際フォーラム 大ホール 2007/12/10

今年は2公演だけのクリスマス仕様BoA THE LIVE。私は一日目に参戦しました。
会場に着くと何故か入場が長蛇の列に。珍しいな、と思っていたら中のグッズ列も抽選があったせいかこれまた行列。スタッフの読み違いだろうか。
今回は2部構成。ステージはメインステージと、それを囲むように段が高くなっていて、バンドメンバーの殆どはそこでした。下手側にパーカッション、コーラス2、キーボード。上手側にシンセ、ギター、ベース、ドラム。第一部ではメインステージにピアノ、段のセンターにはストリングス(6:4:2:2)。第2部ではダンサー男4女2。


セットリスト
第一部 HOLY NIGHT with BoA
1. The Christmas Song
2. LOVE LETTER
3. 赤鼻のトナカイ
4. Winter Love
5. クリスマス・イブ(山下達郎)
6. キミのとなりで
7. 世界の片隅で
8. First snow


第二部 PARTY NIGHT with BoA
1. Santa Baby(Eartha Kitt)
2. DO THE MOTION
3. make a secret
4. flower
5. All I Want For Christmas Is You(Mariah Carey)
6. コノヨノシルシ
7. Diamond Heart(メンバー紹介)
8. Jingle Bells(日本語、英語、韓国語)


ENCORE
1. LOSE YOUR MIND
2. With U
3. メリクリ


おそらく選曲面に関して、昨年もそうだと思うけどBoA自身の意見が反映されているのでしょう。何曲かあるカヴァーの中でも「Santa Baby」なんて少々マニアックな曲を聴けるとは思わなかった。私もBoAちゃんがMCで触れるまでEartha Kittが歌っっていたのなんて忘れていました。
また、初ツアー以来という「世界の片隅で」や「flower」など懐かしい曲を取り上げているのも意欲的です。初期から知っている人には、BoAちゃんがどのような成長をしてきたかを確認できた事と思います。
ストリングスをバックに冒頭からNat King Coleその他で有名な超定番曲、ちょっと捻ったアレンジの赤鼻のトナカイという誰でも知っている曲をはさみつつ、このライブのためだけの特別アレンジ(Piano,Strings,Bass)で「キミのとなりで」など自分の古い曲も入れてくる、という第1部のセットリストには歌手としてのBoA、ダンサー6人と華やかなパフォーマンスを繰り広げ、カヴァー曲もノリの良い曲をそろえた第2部ではエンターテイナーとしてのBoA、と明確に2ステージに分けているところに、これからより上を目指して行くという心意気を感じられました。
個人的に気に入ったのはどちらかというと第2部の方で、1曲目の意外なカヴァーや初めて生で観た7曲目のダンスはなかなか素敵でした。この部最後の「Jingle Bells」では「みんなで歌って」と煽っていたけど、日本語、英語はともかく韓国語の時はさすがに少なめでしたね。アレンジも16beatでBluesyに始まってサビで倍テンポになるという凝ったものでした。
アンコール1曲目の新曲も韓国BoAを彷彿とさせるようなダンスナンバーで格好良かったし、最後の「メリクリ」は昨年とは違ってストリングスも付いたフル編成と言っても良い豪華な伴奏で華やかに締めて終了。それぞれの部で衣装チェンジ。第1部ではノースリーブのドレス、第2部では黒の短パン上下にシルバーのカーディガン、アンコールの時は赤のワンピースでした。(多少違うかも)
おそらく初めてBoAを聴きに来たファンや幅広い年齢層の人達でもかなり楽しめる内容だったのではないでしょうか。一つ気になるのは、MC中の客席からの声。これは彼女がアイドル的な人気もあるからでしょうが、それでなくてもそれほどMCが達者というわけではないので、もう少しスムーズに進行できるような声掛け達人はいないものかなあ。


※この日のMCでは、アンコールの時に再登場したストリングス隊を「デビルストリングスです」と紹介した後「エンジェルは私やねん」と言ってしまい、直後に「ほんっとにすいません!」と頭を下げまくっている姿がツボでした。


そういえばこの日はみなさんずっと座ったままでした。私としては、会場がホールでもあるしそれはそれで構わないと思っているのですが、不思議に思った人もいたようです。
そのせいかどうかは知りませんが、2日目は第2部からスタンディングも多かったようです。


BoAちゃんもMCで、こういうより身近でふれ合えるようなシリーズは毎年続けて行きたい、と言っていたのでまた来年の活動も楽しみになってきました。
最近のインタビューでアメリカ留学の夢を語っていましたが、その時までいろんな活動を通じてファンを楽しませてくれるのを期待しています。