Rie fu「Romantic Release Party」@LIQUIDROOM 2008/11/19

最近とみに冬らしくなってきて体調管理が難しくなってきましたね。
さてこの日は、8月から定期的に行っていたRie fu弾き語りライブの総決算ともいえる「Romantic Release Party」へと、冷たい風の中恵比寿に向かいました。
開場時間を少し過ぎてLIQUIDROOMに到着すると、(チケットには立ち見と書いてあったけれどw)予想通り座席がある程度埋まっているのを確認する。
とはいえまだそれほど混んでいるわけでもないので、いつものようにビールをのみながら席に座ってまったりしていると、徐々に人が増えてくる。飲み終わってちょっとうとうとしていたら突然拍手が聞こえたので、頭をあげ目を開けてみると、既にRie fuがステージに登場し、BGMと共にlive paintingを行う。
そしていったんはけてから再登場し弾き語りスタート。


セットリスト
1. I Wanna Go To A Place...
2. 笑って、恵みのもとへ
3. 5000マイル
(vocal & keyboard. Rie fu


4. Tiny Tiny Melody
5. Long Long Way
6. tobira
(vocal & acoustic guitar. Rie fu


ここで特別ゲストとして、上田禎さんを呼び込む。
(上田さん、どうやら新婚らしいです。おめでとうございます)
7. Home
(vocal. Rie fu, grand piano. 上田禎
8. Money Will Love You
(vocal & acoustic guitar. Rie fu, grand piano. 上田禎
9. Don't Know Why(Norah Jones
(vocal & acoustic guitar. Rie fu, semi-acoustic guitar. 上田禎
この3曲にて上田さん拍手の中退場


10.decay
11.Feel The Same
(vocal & grand piano. Rie fu


ここで特別ゲストその2としてalutoの佐藤帆乃佳さんを1st violinとする女性だけのstring quartet登場
12.Life is Like a Boat
13.ツキアカリ
14.あなたがここにいる理由
15.Romantic
(vocal & grand piano. Rie fu, string quartet


Encore
16.Present
(vocal & grand piano. Rie fu, string quartet


弾き語りライブの総決算らしく、Rie fu自身は3種類の楽器を用い、持ち味である甘くて丸い歌声は勿論、ゲスト2組に多彩な構成でとても楽しませてもらいました。
ギターの時は少々怪しげなところも見受けられましたが、全体として、特にピアノに移ってからの後半では、彼女自身のノリも良くなって立ち見も出ていた聴衆を魅了していたようです。
MCは割とこまめに入っていて、そこでも再三触れていたのですが、自分は本来制作したりする裏方的な作業が好きだし向いてもいると思っていたけど、ライブ活動をやり始め、8月から弾き語りを続けているうちに、それまでは後ろを振り返ったり先の事を考えたりしていたのが、現在のありのままの自分を出したい、と考えるようになったそうです。それは歌唱だけではなく、危なっかしいところの有るギター演奏や、殊にカルテットが登場してからのぶっちゃけ気味な饒舌トークにも表れていたように見えました。
そういえば冒頭のライブペインティングもそうなのですが、MCを挟まない時は、敢えて愛想を振りまく訳でも無く淡々と次の動作に移るのも、彼女らしさが最大限発揮されている気がして私は好きです(笑)


ゲストの2組、上田さんはいつもながらの達者な演奏(特にカバー曲でのギタープレイ)で上手にサポートしていて、カルテットのみなさんはピアノとよく合うやわらかな音色と華やかな容姿で盛り上げていましたね。
ちょっと気になったのは、別に悪いことでは無いのですが、ピアノがステージ中央奥にあったためなのか、カルテットの皆さんがステージ下手ギリギリなってしまっていた事。私はたまたまセンターちょい下手寄りに座っていたのでよく見えましたが、上手の方で立ってた方々は少々遠くなってしまいましたね。それとは逆に上田さんがギターを弾いた時は上手側に位置していました。これでおあいこ?


セットリストはファンにはおなじみの曲ばかりですが、比較的通好みの前半と、後半、特にカルテット登場以降の4曲はヒットメドレーといった感じで、なかなか良く出来ていました。
アンコールはまだ配信でしか聞けないのですが、最近のライブではよく演奏している曲で、いずれCDにもなるそうです。


アルバムも制作中らしいので、レーベル移籍した新生Rie fu、これから楽しみです。