「まとう」舞台挨拶・上映(同時上映「R9」)@横浜開港記念会館講堂 2010/03/13

さて一昨日の事ですが、横浜で短編映画2本観てきました。
一本目の「R9 あるく」は足の大きさや長さの違う人が自分に合った靴を履いてみたい、というのがテーマとなっている作品です。
多少あざといかな、と思われる演出もあったりしましたが、短い時間でよくまとめてある作品で、卒業制作ということも考えれば良い出来ではないかと思います。主演の清水さんは初主演だそうですがなかなか好演していたし、そのお姉さん役の田中さんの存在感の大きさが光りました。

二本目の「まとう」は、実際にあった事件を題材にした社会性の強い作品で、こちらも短い時間なりのまとめ方がしてあって、ある程度は伝わったように思えましたが、やはりもう少し長い方がわかりやすかったでしょう。その辺りは上映後の舞台挨拶で監督が語っていましたが、在日問題を熱く語る姿勢には好感が持てるのですが、伝えたいという思いが強すぎて少しまとまりが弱くわかり難かった印象です。


おそらく会場内に半分くらいは在日の方がいたと思いますが、それ以外の方々がどう感じたのか少し気になりました。



それはさておき、映画鑑賞以外の目的である舞台挨拶ですが、「R9 あるく」では監督の小原由未恵さんと主演の清水葉月さんによるミニトークショーで、実際に監督の身内である映画のモデルになった人についての楽しい裏話を聞けました。
「まとう」の方は監督とメインキャストの3人、池澤あやか、SUNN、ハ・ヨンジュンの計4人。池澤さんは緊張のせいか咬み咬みでしたが、他の2人はある程度のキャリアがあるからか落ち着いてこなしていましたね。


実はスタッフの方に事前に確認はしていたので、壇上に池澤さんが現れた時に渡そうかとも思っていたけれど、かなり動きづらい位置で見ていたので終演後にスタッフさんに手紙を託しておきました。3年ほど前に父がPVで共演しているのでその事などを絡めたファンレターのようなものなのだけどちゃんと届いたかな。


という3月にしては暖かな日の出来事でした。