寄席 星友亭 〜柳家さん喬独演会〜@Shakespeare Hall〜May J. School Live Tour 2010 明星大学@明星大学日野キャンパス 体育館(25号館) 2010/11/01

この日ははMay J.ちゃんのLIVEがあったので、かなり久し振りに明星大学日野キャンパスに行ってきました。
おそらく前回仕事で行った時はまだモノレールが出来ていなかったので、正門が坂を登りきった所だったと思うのだけど、今回行ってみたら正門の場所が変わっていましたね。まあ、あの坂は結構きついからなあ。


さて、チケットを引き換えどうやって時間を潰そうかとぶらぶらしていたら、「寄席 星友亭 〜柳家さん喬独演会〜」の文字が。
へえ、さん喬師匠を呼んだのかあ、観たかったなあ、と思ってよく見ると日付は当日(11/1)時間は開演して小一時間経っていたけど終演までは2時間くらいある、しかも無料。これは是が非でもと思い、急いで会場のShakespeare Hallに行ってみると、さん喬師匠が既に喋っている様子。どうやら噺は始まったばかり、羽織も着ていたしまだ枕のようだったのでこれ幸いとじっくり観る事にしました。最初はおそらく開口一番かなんかだったので、さん喬師匠の高座一席目に間に合ったようです。
演目は仲入を挟んで師匠自身が好きだという「幾代餅」「井戸の茶碗」の長講二席。どちらも善人ばかり出てくる後味の良い噺で、さん喬師匠の十八番ですね。
会場のShakespeare Hallはグローブ座をイメージして作られたそうですが、さん喬師匠の芸風としっくり合っていたような気がします。



そんなこんな得した気分でMay J.ライブへ。会場は体育館。
セットリスト
1. littlestar -Japanese edition-
2. 君がいて
MC
3. Beautiful Days
MC
4. Be mine 〜君が好きだよ〜
5. Sing for you
MC
6. あの日があるから
7. 風になりたい
8. Shiny Sky
9. Garden
ENCORE
10.ありがとう


vocal May J.
DJ Toshiya




Mayちゃん自身は一所懸命歌っていてそれはとても良かったのですが、禁止されているのに写メを撮るとか、MCになると平気で喋りだしたりと、特にライブ前半での観客の態度があまり良くなかったのが残念。
でも久し振りにMay J.さんの美声と美脚を堪能できたし、思いもよらずさん喬師匠も聴けたので良い日でした。
帰りに地元のバーで引っかけてしまったのもむべなるかな(えw


参考:
粗筋(某所より)
「幾代餅」
江戸は馬喰町三丁目、搗米屋に奉公する清蔵が、急に体調が悪くなり部屋から出てこない。お医者様のお見立てによると「体は悪くないが、胸につかえたものがあり、それが原因」とのこと。店のおかみさんが清蔵に話を聴くと、胸のつかえはなんと恋患い!それも吉原で全盛の花魁、幾代太夫の錦絵に一目惚れしてしまったという。どうしても幾代太夫に逢いたいという清蔵に、親方は「花魁はしょせん売り物買い物。一生懸命金を貯めれば、逢えないことはない。まず一年間は必死で働いてみろ」と言う。そして一年後。清蔵は働きに働いて十三両二分という金が出来た。親方はなかば呆れながらも清蔵を応援し、吉原通の藪医者、藪井竹庵先生に案内を頼む。竹庵は「搗米屋の職人と名乗っては花魁が逢ってもくれない。野田の醤油問屋の若旦那という触れ込みにするから、万事鷹揚に振る舞うように」とアドバイス。遊廓では幾代太夫が清蔵をねんごろにもてなしてくれた。その翌朝「今度はいつ来てくんなますか」という幾代に、清蔵は「来られるのは一年後。醤油問屋の若旦那というのは嘘で、じつは搗米屋の職人です」とすべてを打ち明ける。それをじっと聴いていた幾代太夫は… という目出度い噺。


井戸の茶碗
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E6%88%B8%E3%81%AE%E8%8C%B6%E7%A2%97