落語名作選集

本棚を整理していたら落語の古い本を見つけました。
正文堂書店発行、明朗小説普及会編、名作落語選集、昭和16年発行
内容がマニアにはなかなか面白いと思われるので簡単に紹介します。


譽の幇間  死神の目出度い版。
天國旅行
後家ころし
隠居の茶の湯
情死女の心理  星野屋です。
今戸五人切り
瀧登り
自称情夫  文違いです。
加古川本蔵


どうやら三代目三遊亭圓遊の速記本みたいですが定かではありません。
今でも聴ける噺は茶の湯、星野屋、文違いくらいか。
今このまま復刻して出せば一部マニアには売れそうです。
いかんせん今となってはわからない風俗や言葉が多いので一般向きでは無いでしょう。
私のように戦前、戦中の本好きには凄く面白いのですが。
たしか子供の頃に何度も読んだ記憶があるのですが、当時は良くわからない事がたくさんありました。
今読むとかなり面白いなぁ。

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