SHUUBI with古川昌義 MINI LIVE@HMV新宿SOUTH〜安藤裕子2009 ACOUSTIC LIVE@大さん橋ホール 2009/01/31

前日の雨を引きずってなのか、朝からあまり天気は良くありませんでした。それでも昼過ぎにはほぼ雨も止み晴れやか傾向な気分で新宿へと向かいます。


最初はSHUUBI with古川昌義。噛み合っているのかいないのかよくわからないMCを挟みながら、手練れのギタープレイとけれん味の無い歌唱の古川さんが私にとっては新鮮(ただ単によく知らなかっただけとも言うが)でした。SHUUBIさんは時々キーボード類を弾きながらメインヴォーカルを務める。古川さんの付けるコーラスが唐突に聞こえてしまったりするなど、サウンドのバランスはあまり良くなかったみたいでしたが、それぞれの歌声に力はあったし、間奏のギターや鍵盤のソロといった部分部分での聴かせどころは押さえていたと思います。
何より雨が止んで良かった。MCによると雨男古川対晴れ女SHUUBIの対決だったそうで、前日は雨男側の勝利、この日は晴れ女側の勝利となったようです。自分の曲の詞について、実体験ではないとしきりに繰り返す古川さんが可笑しい。


セットリスト
1. シリタイキモチ
2. PLEASE
3. FRIEND(古川昌義)
4. NIJI
5. hallelujah
6. Anniversary


vocal, keyboard SHUUBI
vocal, guitar 古川昌義


さて、この後所用で渋谷に寄ってからこの日メインの横浜大さん橋へ。
単純に赤煉瓦から近いのかな、と考えて桜木町から歩いてみたけれど遠かった。関内の方が近いじゃないかw
というわけで、強風に煽られ海沿いを歩いて行き、既に陽も落ち煌びやかな夜景を眺めながら大さん橋に着くと、誘導員の声に促され屋上へと足を運ばされる。登り切ると眼下に会場となる大さん橋ホールの場内が広がっている。予想はしていたのだが、それ以上にあまりに平たくだだっ広い空間にパイプ椅子が並べてあり、思わず苦笑してしまった。最後尾が32列で、横はおそらく50人くらいだろうか。今回のツアー会場の中ではもしかすると一番広いくらいかも知れない。アコースティックツアーなので共演者はダブル山本。
場内が暗くなるとステージにメンバーが登場し拍手が沸き起こる。


1. ニラカイナリィヒ
2. 星とワルツ


MC:横浜でのライブは2回目かな。前回は教会的なとこで、この一角だけ(手を会場にむかって振りかざす)くらいの狭い場所だったけど。ここはでも景色が綺麗だし、終わったら散歩してみたらどうですか?ここはだだっ広くて学校の卒業式みたいです。安藤学園へようこそ


3. あなたと私にできる事
4. ポンキ(間奏で安藤さん自身のカズーによる「崖の上のポニョ」の引用)
5. パラレル
6. 雨月


MC:寒くないですか?


7. 忘れものの森


MC:今までで一番平たい場所です。横浜育ちなので前からこの場所はよく知っていたけど、まさかここが歌う場所になるとは思わなかった。高校は神奈川県だったけど、通っていた生徒は神奈川、東京両方からで、ニコタマ二子玉川)を越えて都内に入ると友達に「パスポートある?」とか「帰りのフェリーあるの?」とか言われて育った(笑)


8. 青い月(新曲)


ここでアコツアーでは恒例となった安藤さんが頑張ってギター弾き語りをする「マゾギターコーナー」。自分に負荷を掛けて成長して行こうという企画の筈なのだが、本人曰くあまりギターは上手くなっていないらしい。


9. チームアンディのうた
途中でコードを間違えて歌いながら吹いてしまっていた安藤さん、次回はもっとがんばりましょう。


MC:こんな広い会場でライブだと1対1000とかで1対1じゃないので会話のキャッチボールじゃなくてデッドボールになっちゃう。
もう1曲聴いてくれますか?


10.Little Babe


ここでこのコーナーは終了して安藤さんのマイギターは捌けます。


MC:昨日の会場(目黒パーシモン)は音を聴く!っていうとこだったけど、この会場は広くて、ずっとほの暖かい卒業式みたいな雰囲気です。私も健やかに過ごして行きますので、みなさんも壮年を健やかにお過ごし下さい。


11.唄い前夜
12.隣人に光りが差すとき
13.The Still Steel Down


ここまでで本編終了。一旦全員捌けます。客席に手を振りながら去って行く安藤さん。


ENCORE
安藤さん登場すると上手、中央、下手の順に丁寧に手を振って観客に応える。
グッズに関連してオーガニックコットンについての話。高い物だけど自然に反していない商品だという風に捉えて良いのだろうか。


MC:(そのグッズのシャツについて)サイズは大きめで、男の人は素肌に着てみても良い、イタリア男になれる。(Live DVDについて)ライブ映像を何かに吹き付ける、じゃなくて焼き付ける、なんてどうなんだと思っていたけど、活動を重ねている内に残してみても良いんじゃないかと思った。お求めやすい値段だと思うので買って下さい(笑)
今日は安藤学園の卒業式にようこそ!


14.のうぜんかつら(リプライズ)


MC:バラードばかりだったので明るくなる新曲!


15.タイトル不明の新曲(カズーによるソロつき)


MC:今日はありがとうございました。私は帰ります(笑)
にこやかに手を振ってみなさん退場。


おおまかにこんな流れでした。安藤裕子の歌唱は昨年聴いた時よりもさらに表現力が増してきたようでした。音響が想像よりも良かった事もあるけれど、昨年聴いたのがツアー序盤だったのに比べ、今回は公演数も多く中盤であるというのを考慮に入れると、より練れてきていると捉えて良いのかも知れない。確かに平たかったし遠かったのですが、意外なくらい音が拡散せずに真っ直ぐ聞こえてきたので悪い音では無かったと思います。
時折聞こえる汽笛の音なども風情があって、いかにも海だなって感じで良い雰囲気でした。
連番したベンさんは、バンドツアーではないのではじけ切れていないのでは、との評価をしていましが、私はまたスタンスが違うので(笑)まだきちんと体験していないバンドツアーとの比較はせずに、前回聴いた公演(昨年の目黒パーシモン)よりも充実していた、との評価にしたいと思います。
特に印象に残ったのは5,6,10辺り。昔の曲がアコにはあっているのかも知れないですね。



vocal 安藤裕子
guitar 山本タカシ
piano 山本隆二


さて、バンドツアーをどうするか、他現場の様子みながら考えてみます。