HIROKO SHIMABUKURO★BIRTHDAY LIVE「歌うたい。」@赤坂BLITZ 夜の部 2009/04/18

さてもう一週間ほど前になりますが、島袋さんに会いに赤坂まで行ってきました。昨年のクリスマスライブは諸事情により行けなかったのでかなり久し振りの寛子さんです。
席は全席指定で、当日券もどうやら出ていたようです。グッズ売り場が外にあったので物色はしてみましたが結局何も買わず、風が少し強くなってきたのでとりあえず中に入ります。いつものようにさっさとビールを入手して飲んでいるうちに開演時間が迫ってきたので入場。二階席もそれなりに入っていてほぼ満席だったようです。しばらくすると場内が暗くなり、Baby don't cry(world's end girlfriend remix)が流れ WELCOME TO BIRTHDAY LIVE 歌うたい。 と写し出されて開演です。まずはセットリストから。


1. Eternal Place
2. Days−いつかの風景− with keyboard only
MC
3. 光の中で
4. サクラ
MC
5. 恋(川江美奈子)with keyboard, guitar
6. ないものねだり(川江美奈子)with keyboard only
MC
7. 時の流れに身をまかせテレサ・テン) with keyboard only
8. さよならの向う側(山口百恵
9. go for it!(DREAMS COME TRUE
10.Don't Know Why(Norah Jones
11.ナミダ
MC
12.心の詩(我如古より子)
13.道
14.しあわせの道
MC
15.Your innocence
16.ON MY WAY
Happy Birthday withキャン×キャン 
ENCORE 
17.Delicious(glockenspielを寛子が演奏)with keyboard


vocal,glockenspiel(17のみ). 島袋寛子
guitar. 芳野藤丸
drums. Cecil Calvin Monroe
bass. Gregg Lee
keyboard,arrangements,band master 栗本 修



まず主役の島袋さんの歌唱の総評として、細かい音程というより、バックの楽器との音程感覚の違いが時々気になりましたが、乗ってきてしまえば声の伸びやかさや艶はよく知っている寛ちゃん本来のものでした。
それに特筆すべきはバンドメンバーの豪華さで、知っている人には説明の必要もないくらいの大物が揃っていて、ちょっと驚きます。


以下MCの一部や歌唱以外の雑感など
衣装とか髪型は昼の部と変えてきたらしく、夜の部では髪を下ろして大人っぽくなっていたのに対し、昼の部では上げていたと言っていた気がするけど、詳しい事は覚えていません(残念w)以前観た時にでっかいキャンドルを使っていたけど今回もありました。それから、緊張しいなので私物の椅子をステージ上に持ってきて、主にそれに座って歌っていましたね。本当はもっと大きい別の椅子にしようかと思っていたのだけどあまりにスゴイ椅子だったので断念したとか。いつものように客席と話す感じのMCのどこかで「こんなあたしも愛して!」と言っていたのはある種萌えポイント?www



さて、1から4までは寛ちゃんがリリースしている曲。1と2は、もはやかなり懐かしい曲に思えます。この編成で座りで歌っているのを見ていると、なんだか昔を思い返しているように感じてしまう。MCでは昼の部で素っ飛ばしてしまったのを気にしていたらしく、早々とバンド紹介をしていました。3はボサノヴァ風アレンジで。可愛らしい曲に聞こえます。4はシングルカットされていないのできちんと聴くのは初めて。CDとアレンジは違うと思うけど、今の季節に合った爽やかな曲です。
これからしばらくはリリースしていない、もしくはカヴァー曲が続きます。川江さんの2曲、6は以前聴いた事があったけど、5はたぶん初めて。どちらも川江さんらしい女心を切なく綴った曲で、寛ちゃんの伸びやかな声と相性が良く、等身大の自分(?)かと思わせるような共感が在ったように感じました。MCによると次の2曲はカラオケでよく歌う曲だそうで、同じ女性アーティストの名曲が並びます。
テレサ・テンの7はちょっと意外。よく歌い込んでいるようではあったけど、私の持っているテレサの印象と並ぶまでには至らないかなあ。数年経ったら良さそう(笑)。
百恵さんの8では一度止まってしまい、歌い直しをしてしまったのにも関わらずそこまでの距離は無いと思えたのは、歌唱力の違いと私の百恵さんに対する思い入れの弱さかな。
ドリカムの9は曲をそんなによく知らないせいか、大して違和感なく聴けました。ドリカムのファンだったらまた違う感想なのでしょうけどね。
ノラ・ジョーンズの10はRie fuさんのも聴いた事があるし、隠れた人気曲みたいです。寛ちゃんが歌うとちょっと甘い雰囲気が漂うような。MCではどうやらCoco d'Orの方で出してくれそうな感じだったのでちょっと嬉しい。
11はカヴァーではなく2ndアルバムの中からジャジーなナンバーを。この選曲は良い流れを作ったと思います。この後MCを挟んで沖縄の曲が2曲。さすがに郷里の曲は本人の気持ちが一味違って魂の宿りが感じられました。そして14で一転明るい曲調へ。ここで最後のMCを挟み華やかな15、これも随分懐かしい。最後に前向きな16で本編終了。下手袖へはける。筈だったのだが。
突然某赤壁の音楽が流れ出し、「何、何」とパニックな寛ちゃんに向かって、上手からサプライズゲストのキャン×キャン&バースデイケーキが登場。本当に知らなかったらしく、そりゃびっくりだ。どうやらどこかで寛ちゃんが金城武のファンだとか言ったのを聞きつけて、それならかなり無理矢理だけど名前が似ているキャン×キャン玉城俊幸(たまきと読むので実はそれほど似ていないw)を引っ張り出してきてサプライズでお祝いしてあげようという事だったらしい。なんて強引な(ヴぁ
それから一通りおめでとうコメントがあったりして、バンドの演奏付きで会場の人たちと共にHappy birthday to 寛ちゃんを歌う。寛ちゃんはありがとうコメントして一旦はけたわけだけど、微妙に締まらなくなってしまったのはご愛敬ですね。
アンコールは懐かしの「Delicious」。今現在の寛ちゃんが歌うと色々感慨があります。歌以外の箇所ではちょっと緊張気味にグロッケンも演奏。アンコールならではの演出なのでしょう。なかなかニクイ事をしますな。
ところで、歌い終わってはける時に客席からのプレゼントを舞台上で受け取ってしまったものだから、次から次へとファンが押し寄せてなかなかはけられなくなってしまったのはちょっとどうかな。一般発売もしているのだからそこは一つ考えるべき問題ではないかと。


秋以降にはSPEEDのツアーもほのめかしていたし、SPEEDリトラックアルバムやCoco d'Orも出るような事も言っていたので楽しみに待ちたいと思います。



終演後は毎度連番させていただいている有即斎(id:white-love)さんと近場で軽く飲み。
沖縄繋がりで泡盛(43度)をストレートで。黒真珠と守禮を一杯づつ。やはりこれくらいの度数が却って飲みやすくて美味だったなあ。