元新人王対局@新木場〜ヲタJAM物販@秋葉原UDX〜青空寄席@東京スポーツ文化館メインアリーナ 2010/11/07

この日は晴天に恵まれました。まずは朝一で新木場。三浦弘行八段と広瀬章人新王位の元新人王対決です。解説は富岡英作八段。途中から三浦八段の師匠でもある西村一義九段も観戦に現れました。
対局はチェスクロックで持時間20分使い切ったら30秒将棋。
将棋は先手三浦の居飛車穴熊対後手広瀬の振飛車穴熊という予想通りの戦型に。後手の角が先に香車を取って成り込むも先手の攻勢となったが、巧く先手の攻めを受けつつ八筋に二枚香を打って反撃した後手番広瀬の勝利。
50手目までは先の第51期王位戦第二局と同じ進行で、三浦八段や富岡八段も言っていましたがプロ間では結論がどうなるのか非常に関心を持たれている戦型だそうです。


その後西村先生の大道詰将棋講座を観てから上記3棋士指導対局(3面指し)をぶらぶら観戦。みんな結構手合いが辛い。普通に広瀬王位が2人に負かされるなんて珍しいのじゃないかな。


そうこうしているうちに一段落したので、ちょいと秋葉原に行ってエビ中ちゃんの物販に参加してしまいました。今回は握手会が15秒?毎に笛にて移動形式(厳格だったとは言い難いかも知れないが)で比較的すんなり終わったので、チェキもいつものように瑞季ちゃんと「いつも通りで」撮ってもらって新木場にとんぼ返り。


今度は青空寄席、といいつつも場所が屋内アリーナ。
到着すると八代目一龍齋貞山「百万両 宝の入船」の途中でした。
以下演者と演目
二代目柳家さん八「替わり目」
岡本宮之助(新内節)「蘭蝶」(触り)
三代目柳家権太楼「井戸の茶碗


期せずして柳の古典を得意とする実力派人気落語家で一週間に二回「井戸の茶碗」を聴く事に成りました。
年齢層はどちらも高めでしたが、一回目は少し前にも書いた星友亭@Shakespeare Hall、天井は高くても二階三階合わせて数百人程度の会場で観客はせいぜい数十人、二回目の今回は観覧席だけで数百人規模のアリーナに椅子を敷き詰め満員に近かったので千人は超していたでしょう。
会場や観客数の違いもありますが、しっとりとしてしみじみ聴かせ所作も美しいさん喬師匠に対し、爆笑編で動きや表情が大きめな権太楼師匠。
不思議と共通点もたくさん聞こえてきてしまうのが落語の奥深いところかも知れません。


さん八師匠は時事ネタを絡めて観客を沸かせていたし、久し振りに生で聴く新内も乙なものでした。
そういえば権太楼師匠が下げを言い切る前に拍手が来てしまってちょっと苦笑気味だったのは御愛嬌ですかね。