バー雑感

最近はあまり行かなくなってしまったけれど、一年ほど前まではよくショットバーに行っていました。
数年前まではギネスもグラスに注いでから空気を入れて泡立ちさせてから出してくれたものでしたが、今は開けると自然に泡の立つ缶ギネスや、注いでから電気で泡立ちさせる機械まででてきて、わずか数年の間にこんなに変わるものなのか、との感慨があります。
今も普通に買えるビンのギネスはアルコール度数が高めで適度な苦みが非常に好みなのですが、最近は缶の方しか置いていない場所も増えてきたようです。


自分自身バーではエールやスタウト以外あまりビール系は飲みませんが、強いカクテルの合間に飲むビールは時に凄く旨い事もあります。


大体初めて行くバーでは最初にただ「マティーニ下さい」と頼みます。
そうしてどうやって作るかをじーっと見ているのですが、いろいろな人がいてとても面白いのですよ、これが。
自分の経験では何も聞き返さずに作ってくれる人の方が多かった気がします。
どっちが良い悪いでは無いのですが、黙って作ってくれると少し期待しますね。
マティーニというのはレシピだけで一冊の本になると言われているくらいシンプルながら多様なので何を使ってどの割合で、なんてことに注目しながら待っている時間はとても楽しいひとときです。その上美味しかったら最高なんですけど、そうでもないところがまた面白かったり。
余談

  1. 今日新聞記事で読んだ「広義ではフュージョンに含まれる」という言葉に引っかかる。女子十二楽坊なんて70年代でも充分フュージョンだと思うけど。

一番注目するのはベースのジンに何を使うか、次ぎにベルモットの銘柄、そしてその割合。
その後ステアしてグラスに注いでオリーブを入れレモンピールって感じかな。
個人的にはグラスぴったりに入るかどうかはあまり気にしません。
それぞれに特徴がでるので味もそれなりに多彩になるわけです。
自分の好みだと普段はタンカレービーフィターのジンでベルモットは特には問わないけど、オリーブは入れない方がタイプかな。
ただ普通のマティーニは最初に行った時に飲むくらいでいつもはあまり頼まないのだったりします。
マティーニ系であればよく頼むのは、ジンは特に問わないけれど、ベルモットはノイリーのスイートでオレンジピールの皮入れでチェリー抜き。ジン対ベルモットは3対1くらいがよろし。
ノイリーのスイートベルモットを置いてあるところがあまり無いのでどこでも頼めるわけではないのですがこれは大好物です。程良い甘みが何とも言えずうまいんだなぁ。