乃木坂46「16人のプリンシパルdeux」@赤坂ACTシアター 2013/05/07

この日は乃木坂46「16人のプリンシパルdeux」に参戦。前回はキャパが小さ過ぎて普通の人には全く参戦の機会がなかったので、今回キャパを大きくしての第二弾でようやく参戦できました。色々とこちらの都合があり平日しか行けないので、結果5月7,8日と2日続けて行く事になってしまった。今回は5月7日のほうです。
配役、粗筋、設定等に関しては↓参照
http://www.nelke.co.jp/topics/639/


全体としては2部構成になっていて、1部では自己紹介、立候補役の発表、それぞれのオーディション(アピールタイム)。投票〜集計〜結果発表、休憩を挟んで2部で選出されたメンバー16人による上演。2期生紹介を挟んでミニライブで終了という流れ。
一応下調べはして臨んでいるものの、実際の現場は初めてなので、1部では一人一人簡単にメモをつけながら見てみました。
役に対する抱負から、まず指定された場面での演技、2回目は注文(無茶ぶり?)に応じて再度演技という流れ。以下覚書。◎が選出。○が女中役で復活。


<野木緋咲子>(相手役・沢村)
桜井玲香◎ (和田)
松村沙友理○(和田)
樋口日奈  (川村)
深川麻衣  (中田)
大和里菜  (中田)
私の印象では最も自然にこなしていたのが桜井。松村、大和は声がよく出ていた。大和は2回目台詞をとばしてやり直す。樋口と深川は演技がもう一つ。


<野木芙咲子>(相手役・誠一)
白石麻衣◎(斎藤ちはる
競合者なし。2回目が良かった。


<野木美咲子>(相手役・芙咲子)
伊藤万理華◎(樋口)
斉藤優里○ (樋口)
1回目は差が無かったが2回目のアピール度で万理華の方が上回った。


<いつみ>(相手役・女中)
伊藤寧々 (大和)
若月佑美◎(大和)
寧々は演技では健闘していたが声、アドリブで若月との差は歴然としている。


<今和洋子>(相手役・北嶋)
齋藤飛鳥  (深川)
和田まあや (深川)
生駒里奈  (松村)
高山一実  (松村)
西野七瀬◎ (桜井)
生田絵梨花○(桜井)
中元日芽香 (伊藤万理華
畠中清羅  (伊藤万理華
この日一番の激戦区。舞台人として映えていたのは高山と生田、次点で和田。2回目のアピールポイントが高かったのは西野、中元、畠中。畠中は高い声で、という無茶ぶりによく応えていたけれど結果落選。当選はちょっと意外な西野。


<北嶋文目>(相手役・いつみ)
永島聖羅◎(斉藤優理)
競合者なし。ドラえもんの無茶ぶりによく応えていた。


<栄>(相手役・明田川)
衛藤美彩○ (中元)
井上小百合◎(中元)
秋元真夏○ (中元)
秋元は演技力で劣り2回目もこなせず。衛藤と井上は演技、アピールでは甲乙つけ難いと思ったが、気迫で井上がやや勝った感じ。


<今和誠一>(相手役・芙咲子)
川後陽菜 (齋藤飛鳥
能條愛未◎(齋藤飛鳥
能條の動きの大きさが際立っていた。川後は全体的にちょっと弱い。


<明田川太郎>(相手役・栄)
中田花奈○ (伊藤寧々
橋本奈々未◎(伊藤寧々
川村真洋  (伊藤寧々
斎藤ちはる (伊藤寧々
川村とちはるが動きも大きく良い演技をしていたと思うが、当選は一番演技が弱かった橋本。


<沢村小坊主>
生駒里奈 (立候補者なしなので最多得票者)


<女中>(各立候補者で落選した中から得票順の6人)
女中1 衛藤美彩
女中2 斉藤優里
女中3 生田絵梨花
女中4 秋元真夏
女中5 中田花奈
女中6 松村沙友理


衛藤と秋元が入っていることから、栄はかなり僅差だったことが窺える。美咲子役も同様。明田川は人気票か。
発表直前に舞台裏から生中継コメントがあり、この日は川後、井上、永島。永島のコメント中に時間が来てしまい慌てふためいていた。



そして休憩を挟んで本編の簡単な感想。
桜井の長女、白石の次女はなかなか填り役で安心して観ていられた。
伊藤万理華の美咲子は乱心気味の面は良く出ているが、時に怒鳴り過ぎで何を言っているのか判らなくなるのが難点。
若月のいつみはやさぐれ的なものよりイライラ、ケバケバ感が良く出ていた。
西野の演じる洋子、選出は意外だったけど実際の舞台では涼しげな透明感が彼女自身によく合っていて思わぬ拾いものをした感じ。
永島の北嶋は強欲さよりもコミカルな面が強い。
或る意味主役といっても良い栄役の井上は、クライマックスまで自然な演技であまり前に出なかったのが良かった。
男役の能條はややオーバーな演技が役に合っていて面白かったのに対し、逆に橋本は役をこなし切れていないのが所々出てしまっていたのが残念。
生駒の沢村は当に填り役。一見無邪気そうなところが自然に出てくるのが強み。
女中役は台詞は少なくてもそれぞれ重要な部分に現れるのと、赤い衣装が艶やかなので美味しい役と言えなくもない。個人的に脚の露出が多いのが嬉しい。


何しろ初めて観るので半分筋を追うのに忙しく、色々見逃した点があったように思えるが、とりあえずこんな感想となりました。
上演後ミニライブがあるのですが、準備の間にキャプテン桜井が幕の前に出てきて2期生の紹介を行うことになっていて、この日は佐々木琴子(14歳)のお披露目。中学生とは思えないような大人びた顔立ちの美人でした。炊飯器(四角い白い箱)で米を上手く炊けないという琴子に桜井が「いくちゃんかさゆりんごに教わるといいよ」と何とも無責任な発言に場内苦笑。
ミニライブは出演者全員で「君の名は希望」「シャキイズム」の2曲。後方のメンバーで動きが良かったのが下手では斎藤ちはる。上背を活かした大きな動きが目立っていました。センター後方では斉藤優里が上半身の派手な動きで溌剌感をアピール。上手側では永島かな。勿論川村は表情の豊かさと動きのキレで、衛藤はきれいで無駄の無い動きとしっかり魅せる表情をつくっていてさすが影の実力者。


そんなこんなで初の「16人のプリンシパルdeux」終了。1部は公開オーディション、発表も全員ステージに上がってするのでその時の各メンバーの表情なども悲喜こもごもで見どころではあるのですが、さすがに全員を追いかけるのは無理。とはいえ口惜しそうな表情を浮かべるメンバーが何人もいた事は書いておきます。
初見のまとめとしては、メンバーの特徴をある程度知っていて、演劇が好きならばガチなものを見られるという点でとても見応えはあります。反面、選ばれたメンバーによっては公演毎のクオリティは保証できないという面もあるので、その辺を許容できるのなら見に行っても面白いのではないかと思います。
他の日がわからないので難しいのですが、この日の公演は不満に思えた役が一人だけだったので、まあ及第点には達しているといって良いでしょう。
とりあえず今日はここまで。(5月8日公演に続く)