乃木坂46「16人のプリンシパルdeux」@赤坂ACTシアター 2013/05/08

昨日に引き続き「16人のプリンシパルdeux」今回は5月8日公演について。
配役、粗筋、設定等に関しては↓参照
http://www.nelke.co.jp/topics/639/


<野木緋咲子>(相手役・沢村)
松村沙友理◎(斎藤ちはる
衛藤美彩○ (斎藤ちはる
松村が無難にこなしたのに対し、衛藤は最初から言葉に詰まり2回目も言葉が出ないなど不調に終わる。


<野木芙咲子>(相手役・誠一)
樋口日奈◎(中元)
斉藤優里 (中元)
川後陽菜 (西野)
大和里菜 (西野)
大和が2回目うまくいかなかった以外は皆まずまずの出来。当選は最も落ち着きのあった樋口。


<野木美咲子>(相手役・芙咲子)
永島聖羅◎(井上)
川村真洋○(井上)
1回目の演技は両者遜色なし。2回目の無茶ぶりで永島は暴れ馬に乗った暴れん坊将軍暴れん坊将軍を知らなかったみたい)、川村が11匹の子猫を追いかける女子中学生を演じる。2人とも良かったけど当選は永島。


<いつみ>(相手役・女中)
中田花奈 (和田)
秋元真夏 (和田)
能條愛未◎(若月)
伊藤寧々 (若月)
演技面では能條はともかく中田が意外に良かった。2回目の無茶ぶりで秋元はエアークッキング、寧々はバクテンでアピールするも当選は能條。


<今和洋子>(相手役・北嶋)
畠中清羅  (伊藤万理華
高山一実  (中田)
生駒里奈  (秋元)
生田絵梨花◎(秋元)
齋藤飛鳥  (秋元)
こちらはほぼ無茶ぶり対決。畠中は男に性転換して焼き肉を食べる、高山はスーパーモデルになりパリコレへ、生駒は75歳で老人ホームへ、生田はヒップホップダンサーになりニューヨークへ行ったつもりが実はジャマイカに来てしまっていた、飛鳥はドナルドダックに化けてディズニーランドに行くがすぐ正体がばれる。皆個性が出ていて面白かったけど当選は生田。


<北嶋文目>(相手役・いつみ)
中元日芽香○(大和)
西野七瀬◎ (大和)
1回目の演技では中元の方が元気さはあった。無茶ぶりでは2人ともドラえもんの真似を要求されていたが中元は時間切れしてしまったのが響いたか。


<栄>(相手役・明田川)
桜井玲香○(川後)
深川麻衣◎(能條)
1回目の演技では桜井がより劇的だったと思う。無茶ぶりではそれぞれ1分間で他のメンバーを使って桜井はシンデレラ、深川は白雪姫を演じろというもの。桜井は相方の若月を使い何とかまとめる。深川は毒りんごを食べて倒れたところでどうするのかと思っていたら、何も言わないのにすぐ近くの席にいた川村がおそらく即興で王子役を演じる。その意外性が効いたのか深川が当選。


<今和誠一>(相手役・芙咲子)
白石麻衣◎(畠中)
無茶ぶりは早口言葉で一発ギャグ。なんか微妙だった気がする。


<明田川太郎>(相手役・栄)
井上小百合◎(樋口)
斎藤ちはる (斉藤優里
橋本奈々未○(川村)
1回目は大差なし。無茶ぶりは♪うるわしの思い出〜モン・パリ〜わがパリ〜♪をメロディーごと覚えて歌えというかなりの難題。井上が一番出来ていたけどそれでも歌詞を一部間違えていた。まあしょうがないけど。次のちはるも更に歌詞が判らなかったようだけど2人ともメロディーはどうにかこなしていた。橋本の番ではメロディーを変えてこられて玉砕。ちょっと可哀そうだった。


<沢村小坊主>(相手役・明田川)
和田まあや (永島)
若月佑美◎ (松村)
伊藤万理華○(衛藤)
この頃には無茶ぶりの方がメインになっていたような。沢村役の3人のうち指定の2人でコンビを組んで即興漫才。テーマは弁当。まあやは若月、若月は万理華、万理華はまあや(それぞれ先が突っ込み後がぼけ)。色々勘違いしていたらしいまあやが観ているぶんには面白かったけど、漫才の体をなしていたのは万理華まあやコンビだったかな。とにかく当選は若月。


<女中>(各立候補者で落選した中から得票順の6人)
女中1 桜井玲香
女中2 川村真洋
女中3 衛藤美彩
女中4 伊藤万理華
女中5 橋本奈々未
女中6 中元日芽香


2人で争った組は4組とも、のこり2枠も3人で争った組ということで、比較的票が割れていたというのが予想できます。川村と中元は大健闘と言えますね。



というわけでこの中で一番意外だったのは栄役の深川。会場内もどよめきました。松村に負けた衛藤が口惜しさを滲ませながらも半分諦めていたような表情をしていたり、西野に負けた時の中元が下を向いて悔しそうにしていたのが印象に残っています。
集計中の生中継コメントは畠中、松村、生田。畠中の最後少し涙ぐみながらのひた向きな決意表明は開場の暖かい拍手を誘っていました。
配役発表後は休憩を挟んで2部開演。開演前の影アナは井上。


さて本編の感想ですが、松村演じる緋咲子は少し明るめな感はあるが思ったよりちゃんとしている。樋口演じる芙咲子はアンニュイというよりはしっかり者に近い雰囲気。永島演じる美咲子は賑やか。可愛い様子は出せていたと思う。生田演じる洋子は前日の西野と違い優雅さよりも凛とした強さを感じさせる透明感がある。西野演じる北嶋は可愛さはあるにしても強欲さはあまり表現出来ていないように感じた。深川演じる栄はなかなか熱演してはいたがやや迫力不足。白石の誠一は意外なキャストだが、爽やかさはよく出ていた。井上の明田川、比較的細い声の割にはしっかり役に入り込んでいるので、余裕は感じられなかったけどあまり違和感は無かったと思う。この日の公演では個人的に最も印象に残りました。若月の沢村はハキハキした台詞廻しで侮れない奴という感じがよく出ていて前日の生駒とは違った魅力がありましたね。女中役では、劇の途中で万理華のボケに対する橋本の突っ込みが客席を沸かせて秀逸。
全体的に前日と比べると少し小粒だったけれど大きな破綻は無く充分楽しめるレベルにあったと思います。
ミニライブ前の2期生紹介では西川七海19歳。かつてAKB48の8期生を不祥事でクビになったことを隠さずにしっかりと抱負を述べる辺り覚悟のほどは感じられました。どう結果を出してくるのか楽しみです。
ミニライブは前日と同じく「君の名は希望」「シャキイズム」の2曲。感想は前日と特に違いは無し。


といわけで2日連続で観てきましたが、人気メンバーが比較的強いのは確かで、それによるややイレギュラーなキャストもそれなりに見受けられるものの、実力はありながら発揮できなかったメンバー達がチャンスを活かしてしばしば良い役を手にしているのを見ると、なかなか良い企画の公演だと思えます。
まだまだ大阪も含め何公演もあるので、メンバー達は体に気をつけて良い公演を行ってほしいですね。