極の続き

12月は古今亭圓菊井戸の茶碗」「唐茄子屋政談」、三遊亭金馬「紺屋高尾」「芝浜」。
ここ数年はそれほど落語を聴きに行っていたわけでもなく、主にテレビで視ていただけだったのですが、改めて長時間の放送で鑑賞すると、圓菊師匠歳取りましたねえ。口跡がかなり怪しくなってきても元気に高座を努めているのは嬉しい限りですが、慣れないと聴き難いでしょう。
金馬師匠も心なしかおとなしめになったように見えました。この辺は実際に聴いたらわかりませんが。


1月は橘家円蔵「大山家の人々」「寝床」、鈴々舎馬風「(「会長への道」改め)男の井戸端会議」「禁酒番屋」。
この月は不満だ。前の圓歌師匠もそうだったが、せっかく長い時間さいているのだから漫談まがいの話を放送しなくても、と思う。演者の意向なのかも知れないが、正直に云えば寄席でいつでも聴けるようなものをこんなに長い枠で放送することは無いだろう、というのが今の私の意見です。この二人は古典のネタを他にもいくつも持っているのだからどうせならそっちを聴きたかった。


それにしても往年よりやはり重くなっていますね、両師匠とも。